2020年2月23日サムライメソッド やわらぎ福岡セミナーレポート

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■主催:SAMURAI METHOD やわらぎ
■協力:オフィスアナザースカイ
■名称:サムライメソッド やわらぎ福岡セミナー
■日時:2020年2月23日(日)
■会場:レンタルスペース ヨカラボ
■住所:福岡県福岡市中央区舞鶴1-1-1 小財金網舞鶴ビル4階

今回は「呼吸と姿勢を整えて健康になる」と日本で初のグレイシー柔術の道場を作った平氏が25年振りにアメリカでグレイシー柔術を稽古し、そこで学んだ事がセミナーで行われた。
参加者も整体師、鍼灸師、マッサージ師など施術関係者から、長時間同じ姿勢を強いられる美容師、バスの運転者。会社員で呼吸が浅いと自覚している者など、幅広い層の参加者が集った。

第1部「無意識の運動指令」
現在の人は、不自然で不自由な空間な場所で生活をしている。作り物の空間は身体が動かせず、身体が悪くなる。不随筋は意識で動かせない。1000年前の東洋人はそれが分かっていた。そして、作り物の空間では人間の100の内15しか動かない。 グレイシー柔術は現在の主流になっているブラジリアン柔術の寝技から入るのでなく、スタンドアップ(立ち方)から入り、セルフデフェンス(護身術)が基本で考えられている。

平氏は立ち方3年と言っており、武術的立ち方を身に付けるには長い稽古が求められる。
人間は神経を通すだけで身体は反応が出る。潜在能力を引き出すのが武術の根幹である。
武術もそうであるが、ヨガの達人なども、通常の人間では動かせない箇所を動かす事が出来る。
沖縄の空手は、正拳を突く動作でも、引手より正拳の動作で脇部分を擦る事を意識している。
それらを行う事で呼吸が深く入り、前屈などで身体が柔らかくなり、身体にスイッチを入れる。

そして、神経を通し身体が動くスイッチを入れ、動かす事で身体の不調な個所が治る。
生命活動の大半は無意識な動きであり、意識では僅かな範囲でしか動かせない。
西洋でもスーツや革靴などでも、身体の反応が出る様に作られている。
しかし、現在人の身体の活動は例えると寝てしまっており、寝たきりの身体で動かすので、怪我をしてしまう。
武術は強くなる為にもあるが、健康になる為でもある。健康でないと強くなれない。
力が出る時は、身体が何も感じない時である。それは平氏も格闘家時代で会心のKOや投げなどで、何も感じない時である。動物も無自覚で自然の中で生きている。

柳生心眼流も感じないのが一番とあり、それらは姿勢が良くないと、何も感じないが出せない。
グレイシー柔術でも、相手がナイフを持って襲ってくる時に、動きを封じる動きは、プロレスラー桜庭和志選手もアームロックを極める際に使っている手を握る動作であり、相手の動きを制する。
これらは100kgのバーベルや、1,000回腕立て伏せをしても得る事が出来ない事であり、それらの動かない箇所の動かすのが武術である。

次は、腕に捻じりを入れてから、極める寸前まで動かす。それらで肩凝りが治る。
使う状態で手を重ねる事で力が出る。掛けられる方も捻じりを加えられている時に、グー・チョキ・パーなど指を使う事で、それぞれ身体の奥が動く個所が違うので、様々な効果が出る。
動かせない箇所を、動く範囲で動かす事で治るのである。
壊れる寸前まで持っていくと、身体は何とかしようとして動くので反応が出る。
それら治す事に繋がる。これらを学ぶには1日5時間の稽古が必要と平氏は説いた。

第2部「呼吸と姿勢を整えて健康になる」
人間は良い姿勢では力が出る。 無意識では力が増す。 グレイシー柔術や柳生心眼流も同じ考えであり、全てのポジションにおいて、人間の身体の反応が出せるポジションを取る。
それらの力が護身に繋がる。胸倉を掴まれ、いきなり離すと喧嘩に発展するが、武術的な動きでは手を掴み相手を崩すと、相手は姿勢を戻すのに精一杯になり、攻めに繋がらなくなる。
人間が力を出せる反応、良い姿勢は口伝でのみ伝わっており、それらが人間が持っている底力を身体に思い出させる。
柔らかいと強い力が出る。グレイシー柔術のスタンドアップ(立ち方)は、正しい姿勢で力を出せる形であり、何も感じない時は力は強く、力を感じている時は、力は弱い。武術は奥が深いのである。

これら武術は西洋的な考えでは分からない。現在は医学でも判明しているが、人間は電気が流れており、昔の人は電気の事を気と呼んだ。そして頭で分からない事を、昔の東洋の人たちは神様と考えた。
指の握りでも身体の動きが出る。それらは忍者や宗教の人たちが使う指の形と同じである。
そして、人が座る時でも、人それぞれ違う。その人に合った姿勢で座るのである。
目を見開くだけで無意識の反応が出る。意識だけの考えや西洋の人たちでは分からない世界である。
野生の動物は自然な空間で生きており、姿勢が良いので病気になりにくく、神経を通せば、身体は動く。

立ち方に続いて、歩き方3年とも平氏は説いており。
人間は骨盤を動かさず、股関節だけで歩けば、腰が悪くなる。それを改善する為に、寝た状態で腰に手を当て、足を動かすだけで骨盤も動く。
それらの反応を平氏は「僕らの中に神様がいる」と言った。
人間は崖を登る時は、全身の神経が通った状態となる。神経を重ねると身体は動く。その考えは、柳生心眼流も同じであり、この様な形は中国拳法にもある。
人間は身体の中が強くなれば、末端まで強くなる。そして手指を動かせば、身体が動く。
現在の人は、神経を動かさなくても生活できる環境に生きており、身体の反応を出せない。
平氏は今回で見せた内容の技を、柳生グレイシーと呼んでおり、現在の便利すぎて身体の能力が寝ている人たちが、潜在能力を思い出せることを、全国を飛び回り普及をしている。そして、セミナー終了後に身体の不調を訴える参加者に笑顔で施術に応じなる等、平氏の人柄を伺わせる場面も見られた。
次回のサムライメソッド やわらぎ福岡セミナーは2020年5月23日に開催が予定されている。